応用回路例

選定

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エアーハイドロ コンバータの選定手順

@出力機器を決定      ・直線運動はシリンダ ・回転遥動はロータリーアクチェータ

A回路方式の決定      ・コンバータの特徴は、制御回路を自由に構成出来ることです。応用回路例を
                        参照して下さい。

Bシリンダ容積の算出    ・シリンダ容積(CC)=シリンダ断面積*シリンダ全ストローク  (単位はcm)

Cスピードの決定       ・シリンダの最高速度と最低速度を決める事で、配管の内径と接続口径が
                        決まります。

Dコンバータの機種選定    ・機種型式と接続口サイズの指定。

E補器の選定          ・回路構成に必要な補器を選定。                   

お問合せ要項 

下記の事項をご連絡下さい、回路設計と機器の選定のお手伝い致します。

@シリンダをどの様に動かしたいか、又は、どんな所に使いたいか。

Aシリンダの内径とストローク、又は、必要な推力。

Bシリンダのスピードは、最高速度、最低速度、(前進、後退とも)

C中間停止が有るなら、停止精度や応答速度。

両側速度制御回路  空油変換の基本回路でシリンダの前進、後退、両方向の速度制御
が出来ます。又、シリンダのピストンパッキンの微少なリーク防止効果も有ります。

用途・・・等速、低速、送り全般 ・工作機械の切削送り ・バルブの開閉 ・荷重の上下
     産業機械 ・木工機械 ・半導体製造装置 ・複数シリンダの同調

ロータリーアクチェター回路  遥動シリンダの速度制御です。アクチェター内部の漏れが
有るので、必ずリーク補正弁を組込みます。

用途・・・工業用ロボット ・塗装機械 ・バルブの開閉 ・コンベアー ・ターンテーブル

中間停止回路  正確な中間停止を行います。

用途・・・スポット溶接機 ・工作機械 ・半導体製造装置 ・バルブの開閉 ・他

二段変速回路  早送り、切削送り、などの二段階に変速できます。二方弁
と絞り弁を複数設けて多段のプログラム変速が可能、又、メカニカル弁を用いて
変速切換時のショックを防止したり、ステップ送りが出来ます。

用途・・・工作機械の切削送り ・クッション装置 ・バタフライ弁の開閉 ・他

FAX 0537-36-2568     TEL 0537-36-1221 

直線上に配置

ショック防止回路  荷重の降下時にショックが発生する所に使用するとショックアブソーバー
よりソフトに利きます。

用途・・・リフター ・コンベア ・梱包機 ・冶工具 ・他

シリンダ容積の算出とエアーハイドロ コンバータの選定

@シリンダの容積は次式で求めます  シリンダ容積(CC)=シリンダ断面積*シリンダ全ストローク  (単位はcm)

Aシリンダの容積より大きい有効容積のコンバータは全て使用できます。小さいと使用できません。
 給油及びメンテナンスを考慮して、シリンダ容積に2〜5割程度の余裕を持つコンバータを選定します。

B機器接続パイプ内の油量はコンバータの選定とは関係有りません。

Cシリンダの全ストロークを使用しない場合でも、容積は全ストローク使用するものとして算出して下さい。
   

シリンダのスピードを決める

シリンダの速度は油圧側の流路の、通し流量で決まります。空圧に比べ油圧は粘性抵抗で流れにくいので、希望速度
を得るには、配管内径、接続口径、組込み機器の通し流量を充分考慮しなくてはなりません。

@シリンダの速度は、移動速度mm/sec、フルストローク/秒 などとなりますが、これで通し流量が決まります。
 通し流量=シリンダ容積/経過時間

A配管内径の決定は、連続の式より 通し流量=配管内径の断面積×管内平均流速より求めます。

B接続口径は、必要な配管内径が有る配管材料で決めます、パイプの内径だけで無く、特に継手金具の内径に注意
  します。

C日本タックの組込み機器は接続口径の最大通し流量が得られる設計です。

直線上に配置

以下、詳細はカタログを御覧下さい